水泳はフィットネス効果をもたらすだけでなく、病気の予防にも優れた効果があります。しかし、間違った水泳習慣の中には、人体の健康に有益ではないだけでなく、逆に人体に大きな害を及ぼすものもあるため、水泳をする際には正しい水泳習慣を身につける必要があります。そこで、これらの間違った習慣を避けるために、間違った水泳習慣とそれが引き起こす害について紹介します。
食後すぐに水泳する
これは生理学的要求から大きく逸脱しており、食物の消化に影響を及ぼします。水泳の過程で、特に高強度の運動を行うときは、脳の運動中枢が常に興奮状態にあります。このとき、大量の血液が溜まり始め、胃腸の血液がそれに応じて減少します。このときに水泳をすると、消化器系が抑制されます。そのため、食後すぐに休憩せずに泳ぐと、食物の消化吸収に影響を及ぼし、時間が経つと慢性胃炎になってしまいます。重症の場合、水泳中の激しい動きにより胃腸間膜が逆流し、消化器系疾患を引き起こします。
飲酒後の水泳
飲酒後、大脳皮質活動の興奮性が破壊され、神経系の衰弱、めまい、精神状態の低下などの症状が現れます。これらの現象は、エタノールが人体の神経系を麻痺させ、人の全機能を低下させ、精神全体の衰弱を引き起こし、このとき、人体の反応能力と協調性がそれに応じて弱まります。それでも水泳をする必要がある場合、運動の効果が得られないだけでなく、水中での緊急事態に時間内に対処できないため、危険です。また、アルコールには人体表面の血管を拡張させる作用があり、飲酒後に泳ぐと人体の熱が放出され、これも危険です。
激しい運動の直後の水泳
激しい運動をすると、新陳代謝のサイクルが著しく高まり、体温も著しく上昇します。このときに泳ぐと、体は急に冷たい水に刺激され、体温がすぐに下がるため、ウイルスに対する体の抵抗力が大幅に弱まり、風邪をひきやすくなります。また、激しい運動の後はすでに非常に疲れており、人体の筋肉の反応能力は通常の状態よりも弱くなり、動きが不協調になります。したがって、この状況で泳ぐと、けいれんを起こしやすく、溺れてしまう可能性が非常に高くなります。これは非常に危険です。したがって、激しい運動の後は、泳ぐ前に十分な休息を取る必要があります。
